1か月前からペルーの小さな村を襲い続けた7フィート(約2メートル10センチ)で空中浮遊する〝エイリアン〟の正体は違法な金採掘集団だった。ペルーメディア「ラジオ・プログラマ・デル・ペルー・ノティシアス(RPP)」が先日、報じた。

 1か月前から、ペルー北部ロレート県のジャングルの中にあるアルト・ナナイ村を怪物が襲いだした。先住民族イキトゥが住む小さな村だ。

 怪物は身長2メートル10センチで、1メートル以上空中を浮遊し、村人に襲い掛かってきた。村人が狩猟用の弓などで反撃しても、全身が装甲のようなもので覆われており、傷一つ負わせることができなかったという。

 村人は「エイリアンだ」「伝説の怪物ロス・ペラカラス(顔の皮をはぐ者)だ」などと恐怖におびえながら、1か月過ごした。RPPにイキトゥ指導者は「7月11日に初めて現れた。きっと宇宙人です。『スパイダーマン』に出てくるグリーンゴブリンのように鎧を着ているようです。私はヤツを2回撃ったのですが、倒れませんでしたが、起き上がって消えました。おびえて暮らしてます」と話していた。

 当局が動き出し、先日、現地捜査に乗り出したところ、違法金採掘者の可能性が高いと判明したという。RPPに対し、カルロス・カストロ・キンタニージャ検察官は「ここの川には金脈があり、ブラジルの『プリメイロ・コマンド・ダ・キャピタル』やコロンビアの『クラン・デル・ゴルフォ』などのマフィアが違法に金の採掘を行っている。川の金脈を上から探るためにジェットパックで飛んでいる。また、ジェットパックを知らない先住民族にとって、怖くて近寄れないことで、通報を遅らせていたのだろう」と明かしている。

 先住民族の少女が撮影した画像は確かにジェットパックだが、知らない者にとっては怪物にしか見えなかっただろう。