【核心直撃】巨人のドラフト2位ルーキー・重信慎之介外野手(22=早大)が異彩を放っている。キャンプ中から50メートル5秒7の快足だけでなく守備や打撃でも首脳陣に猛アピール。高橋由伸監督(40)の評価も高く、開幕スタメンも見えてきた。ところが、ここへきて打撃面ではやや失速気味。プロの壁にぶつかった感もあるが、本人はどうとらえているのか。

 ――キャンプでは打率5割4分5厘(22打数12安打)に5盗塁。脚光を浴び、周囲の見る目も変わったと思うが

 重信:プロに入って環境が絶対的に変化しているので、それは感じています。でも、注目されることはまったくプレッシャーにはならないですね。注目されてうれしいというか、注目されないよりは注目された方がいいですので。

 ――ただ、キャンプ中に比べるとオープン戦は打率2割1分7厘(7日現在)と湿りがちだ

 重信:疲れはないです。今、バッティングで課題と思っているのは、差し込まれないことですよね。壁にぶつかったという意識はないです。特に何かを変えるとかはないです。日々成長するというか、まだまだ未熟なので試合の中で打席の一つひとつの中で吸収していきたい。結果は出るに越したことはないですけど、今まで出してきたとは思っていないですので。

 ――プロ野球選手にもいろいろなタイプがいるが、自己分析すると

 重信:もちろん選手としてすごく活躍してトッププレーヤーになりたいです。でも、それとメディアに出て大きなことを言ったりというのは別だと思うんです。あくまで自分のスタイルは、自分のやれることをしっかりやること。その中でも心の中では熱いものを持ってやっていく。もちろん先を見据えることも大事ですが、今やることをしっかりやっていくことです。

 ――哲学書も読む。球界ではあまり聞かないが…

 重信:ニーチェを読み始めたのは宮崎(キャンプ)からです。興味をそそられたんですよね。野球に直接生きるかどうか分からないですけど、考え方が広がるかなとは思います。

 ――野球だけにとらわれたくない

 重信:そうですね。もちろん、野球のことは勉強しますけど、読書は趣味なので見聞を広げたいとは思っています。あえて取り入れようと思ってやっているわけではないですけど。不思議なキャラクター? ハハハ、よく言われます。

 ――外野手のレギュラー争いも激しい。最後に意気込みを

 重信:たくさんのすごい先輩方がいらっしゃるので、自分ができることをしっかりやっていきたい。もちろん、負けたくないです。