東京五輪女子トランポリン代表の森ひかる(22=TOKIOインカラミ)が〝原点回帰〟で再スタートを切った。
2019年世界選手権個人で優勝し、一躍東京五輪の金メダル候補に躍りでたが「五輪の1か月前になって、ジャンプも跳べなくなった」と重圧に押しつぶされ予選敗退。「心にとても大きな傷を作ってしまった」と現役引退が頭をよぎった。
昨年11月の世界選手権後は「今までは時間も体力もなかったけど、どうしてもやってみたかった。もしかしたら就職をしてしまうかもしれないので、最後のチャンスだなと思った」と人生初のアルバイトに挑戦。金沢市内のすし店でレジ打ちなど、さまざまな仕事に取り組んだ。「楽しかった」と充実した日々を過ごす一方で、トランポリンへの思いが再燃した。
「いろんなことを経験したことで、やっぱりトランポリンは楽しいんだという気持ちだったり、頑張ることっていいな、すてきだなと」
大学の同期らは進路が決まっていた2月中旬に、自ら営業活動をスタート。いくつか企業をピックアップした中で、縁あってTOKIOインカラミが新たな所属先となった。9日に都内で行われた所属先発表会見では「感謝の気持ちを持って、私が頑張ることで恩返しをしていけたら」と決意表明。今後はプロとして競技面はもちろん、普及活動にも力を入れていく方針を示した。
パリ五輪までは残り2年。「金メダル取ります!」。トレードマークの笑顔でリベンジを誓った。












