ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が3日、自身が愛好するアイスホッケーの「ナイトリーグ」に向けて異例の声明を発表した。
ロシアにウクライナ侵攻が激化する中、渦中のプーチン大統領が緊急声明を出した。連邦大統領公式サイトで「ウラジーミル・プーチン」の署名付きでこう熱弁を振るった。
「親愛なる友人たち! ナイトホッケーリーグは広く、真に全国的な認知度を得ており、今年はロシアの79の地域から1150以上のチームが団結した。この大会は独自のチームをつくり、成功を収め、個性の強さを試そうと決意したさまざまな年齢のホッケーファンが集まるという点で独創的なものだ。そのような先進的で、エネルギッシュで、意欲的な人々が最高の仲間入りをするためにトロフィーを目指すことは価値のある目標だ。常に観客を魅了する」と大会の意義を強調した。
プーチン大統領がナイトリーグに執着するのは、自身がアイスホッケーの愛好家であり、その普及を目指すために自ら立ち上げを指示した大会だからだ。これまでにもプーチン大統領はこのリーグで自らプレーしたほか、フィギュアスケート界の〝皇帝〟と称されるエフゲニー・プルシェンコ氏や、盟友でもあるベラルーシのルカシェンコ大統領を招待して、ともにプレー。スポーツを〝政治利用〟するための肝いりの大会というわけだ。
世界ではロシアのスポーツに対する制裁が加速する中で、今回の声明が国民に団結を呼びかける意味も込められていることは明らか。声明の中では「ますます多くの参加者を巻き込み、ライフスタイルの価値観において多くの聴衆を巻き込み、ホッケーを普及させる」などと力の入れようがうかがえる。
プーチン大統領が猛プッシュするアイスホッケーリーグで国威発揚を図ろうとしているのか。異例の声明は物議を醸しそうだ。












