政治団体「新党くにもり」が18日、東京・新宿で街頭演説を行った。夏の参院選に東京選挙区(改選数6)から出馬予定の元自民党衆院議員、安藤裕共同代表がマイクを握った。

 同団体は2020年に設立された保守団体。消費税ゼロを主張し、参院選では8人の候補者を擁立すると発表している。

 安藤氏は「政府の赤字はみんなの黒字。政府が国民にお金を渡せば国民は豊かになる。一昨年、(特別定額給付金)10万円を配った。財源は国債で12兆円だった。その分、財政赤字となったが、12兆円は間違いなく国民の黒字になった」と、積極的な財政出動が大事と話した。

 元自民党議員であるが、「政府にもっとまともな仕事をさせましょう。能力があるのにやらないのが今の自民党政権の姿。それを正さないといけない」と政府批判も繰り出した。

 そんな安藤氏はこの日、ツイッターで安倍晋三元首相が稲田朋美元防衛相に「日本初の女性総理を目指してもらいたい」と激励しているニュースを引用し、「これ、本気で言ったのだろうか? 本人その気になってしまう。やめさせた方がいい。日本にとって迷惑だ」と言及していた。

 迷惑とはなかなか強い言葉である。どういうことなのか。安藤氏を直撃すると、「(稲田氏は)緊縮財政をやっているし、それだと国力が落ちます。そういう人に総理をやられたら迷惑ですから。考え方を改めてくれたらいいですけどね。緊縮財政の人がリーダーになったらダメということ」と真意を説明した。

 政策的にNGということのようだ。