危険な賭けになるのだろうか。ドイツ1部シュツットガルトは7日、U―21日本代表DFチェイス・アンリ(18)と今夏から2027年夏までの5年契約を結んだと公式ホームページで発表した。

 米国人の父と日本人の母の間に生まれたチェイスは今春まで福島・尚志高でプレーしていた身長188㌢の長身を武器にする屈強なセンターバックだ。シュツットガルトやオランダ1部AZアルクマールに短期留学をしていたことからかねて欧州挑戦がささやかれていたが、日本代表MF遠藤航やDF伊藤洋輝が所属している同クラブ入りすることになった。

 当面はドイツ4部に参戦中のBチームでプレーする予定。ディレクターのトーマス・クルッケン氏は「アンリは14日間一緒にトレーニングをしていて、私たちを納得させた。彼は1対1の強みを持つ頑強なディフェンダーです。彼の身体的要件に加えて優れたスピードと優れたパスゲームを持っています」などとコメントした。

 ただ、Jリーグを経験せずに、海外クラブに進出した若手選手は苦戦が続いている。実際に、FW宮市亮やFW平山相太らは多くのヤングプレーヤーが期待されながら海を渡ったものの、海外クラブに定着できず、A代表の主力選手にもなれていない。このため、チェイスの将来も不安視されそうだ。

 Jクラブ関係者はかねて「実際に成功できない理由はわからないし、難しいところだが、日本のプロを経験しなかったことでベースがないことなどの影響があるのかもしれない」と指摘していたが、日本サッカー界期待の大型DFはジンクスを吹き飛ばせるだろうか。