日本スケート連盟フィギュア委員長で北京五輪チームジャパンの団長を務めた伊東秀仁氏が16日、都内で取材に応じ、札幌市が招致を目指している2030年冬季五輪・パラリンピックに言及した。

 同大会の招致を巡っては、札幌市が3月に実施したアンケートで「賛成」と「どちらかといえば賛成」が過半数に達した。この世論について、伊東氏は「こんな厳しいコロナ禍ですが、多くの人がわれわれが戦った北京(五輪)の印象もあったなのかと、うれしく思います」と感想を述べた。

 先月の北京五輪で日本勢は過去最多となる18個のメダルを獲得。この結果を踏まえ、伊東氏は「北京の感動を日本で、日本の人たちに身近で味わっていただくために、今回のアンケートは一歩進んだのかなと思います」と見解を口にした。

 国際オリンピック委員会(IOC)は年末にも本格的な協議を開始して「優先候補地」の絞り込みを行っていく。伊東氏は「これで決まりってわけではない」としながらも「今、戦争もやっていて大変な世の中ですが、スポーツの持つ価値、力を分かっていただければ、皆さんの励みにもなると思います」と期待を寄せた。