ロシア・オリンピック委員会(ROC)のフィギュアスケート女子代表カミラ・ワリエワ(15)がドーピング検査で陽性反応を示したことについて、ROCのスタニスラフ・ポズドニャコフ会長は「重大な疑問」があると語った。

 ワリエワの検体は12月25日のロシア選手権で採取したもの。ストックホルムにある世界ドーピング防止機構(WADA)の検査機関で調べられ、トリメタジジンが検出された。ドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)によると、この結果が報告されたのは2月8日。五輪団体戦で、ROCが金メダルを獲得した翌日にあたる。

 ロシア「RT」によると、同会長は北京でメディアの質問に対し「サンプルが採取された12月25日と、それが公表された2月8日までの時間について、私は重大な疑問を持っている」と言及。「サンクトペテルブルクからストックホルムまで、サンプルが届くのに1か月近くかかったのは、とても不思議に見える。このことは、私にとって非常に重大な問題を提起している。団体戦が終了するまで、誰かがこの検体を保持していたのか」と語った。

 ワリエワの不服申し立てを受け、ロシア反ドーピング期間(RUSADA)が暫定資格停止を解除。国際オリンピック委員会(IOC)はRUSADAの決定を不服として、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴の方針で、ワリエワが15日にショートプログラム(SP)が始まる個人戦に出場できるかどうかは、CASの判断次第となっている。