開幕間近となった北京五輪を前に、中国側が米国に警戒感を強めている。
かねて米国は新疆ウイグル自治区での人権問題などを批判。昨年12月には外交ボイコットを行うと発表。英国、カナダ、オーストラリアも同様の方針を示している。
そんな中、カナダ公共放送局「CBC」は「中国外務省のある官僚は、米国が一部の国の選手たちを買収することで、北京五輪を妨害しようと計画中だと非難した」と伝えた。
同局によると、中国共産党宣伝部が運営する英字新聞「チャイナ・デイリー」が「米国は各国の選手が中国に対して不満を表明させ、さらには参加を拒否するように扇動する計画を持っている。その見返りとして、米国は多額の補償金を提供し、参加拒否を選択した選手の評判を守るために世界的な資源を動員する」と報道しているという。
米国が舞台裏で工作を仕組んでいると批判している一方で、米国大使館の報道官側は否定。「米国の選手たちは、五輪の精神と憲章に沿って、自由に自己表現する権利がある」と主張しており、中国側が〝妨害工作〟を捏造しているとの見方を示した。
北京五輪を巡っては中国の王毅外相が「友情と相互理解を促進するイベントに変えていく」と述べているとはいえ、やはり複雑な政治問題が絡んでいるようだ。












