26日の日本相撲協会の春場所(3月13日初日、大阪府立体育会館)の番付編成会議と臨時理事会を経て正式に大関昇進が決定した御嶽海(29=出羽海)が初場所での心境を振り返った。
 
 東京・墨田区の出羽海部屋で行われた伝達式後の会見で御嶽海は「皆さんに『自分の地位に慣れたんじゃないの?』とか『上に行く気持ちがないんじゃないの?』と言われた。自分自身に本当に嫌気が差した」と、長らく大関を期待されながら、足踏みを続けてきた苦悩を振り返った。

 そのうえで「まだ上を目指している自分がいるし、それが奮い立たせる材料になったのかと思う。20代最後なんだけど、20代前半のような元気のいい相撲を取って期待に応えたいというのが一番大きかった」と初場所での勝因を語った。

 さらに自身にも暗示をかけていたようだ。初場所では一貫して厳しい表情を崩さず、緊張感を漂わせるなど明らかにこれまでとは雰囲気が異なっていたが「いつもは顔に出さないけど、顔に出すことによって自分の気持ちにも気合が入る気がした。だからいつも以上に厳しい顔になったのかな。(負けても)次の一番、明日1勝すればという思いでやっていた」と理由を説明。自己暗示をかけて臨んだ場所は最高の結果をもたらした。