ついに昇進をたぐり寄せた。大相撲初場所千秋楽(23日、東京・両国国技館)、関脇御嶽海(29=出羽海)が横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)を破り、13勝(2敗)を挙げた。これで大関取りの目安とされる三役の地位で「3場所合計33勝」にも到達した。

 日本相撲協会の審判部は八角理事長(元横綱北勝海)に昇進を諮る臨時理事会の招集を要請し、受諾された。26日の臨時理事会での承認を経て「大関御嶽海」が正式に誕生する。

 審判部副部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「審判部で(昇進を)推挙した。(千秋楽の)結果にかかわらず決めていた。(14日目に)単独トップなった時点で、決まり」と昇進決定に至った理由を説明した。

 目安の数字を満たしただけでなく「相撲内容が非常にいい。出足がよくて、理詰めの技能相撲だった。今場所は、それがよくできていた。御嶽海らしい相撲が全体的に取れていた」と手放しで評価した。