【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】
12月9日2回戦 東4局2本場=本田朋広(雷)、沢崎誠(サ)、白鳥翔(渋)、茅森早香(セ)
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。麻雀は牌の切り順一つで大きく結果が変わる競技です。それが顕著に表れた一局がありました。
沢崎選手は5巡目に七対子ドラドラ、發待ちでリーチ。その3巡後に白鳥選手が放銃し、満貫のアガリとなりました。視聴者の皆さんの中には「ぬるい!」と思った人もいたでしょう。しかしこの局には沢崎選手の“マムシの毒”がすでに回っていました。
注目は沢崎選手の4巡目。ドラを重ねて七対子の一向聴になったところで、浮いている牌は東、發、8萬、4索です。その時点でともに1枚切れの東と發は置いておくとして、問題は4索と8萬の選択です。すでに9萬が2人から3枚切られており、自身は7萬を2枚持っています。8萬は七対子の牌としては絶好で、それはプロ雀士ならば誰もが分かることです。実際に8萬は全部山にありました。一方の4索は何のヒントもなく、みんなが使いやすい真ん中の牌です。普通は4索を先に切るのですが、沢崎選手は8萬を切ったのです。
その次巡に東を重ねてリーチとなるのですが、沢崎選手の河は9筒、7筒、5筒、8萬、4索と切られています。手出しの8萬と4索の順番が逆ならば、読みの鋭い選手が集まったMリーグの場では七対子が本線と見破られてしまいます。ところが七対子に絶好の8萬が先にあることで、普通のメンツ手も否定できないんですね。単純に手が揃っていて、メンタンピン系の手もあるなと。
沢崎選手は相手との距離感、河作りに気を使うタイプの打ち手で、だからこその8萬先切りなのですが、リスクの高い一打でもあります。現状では4索より8萬の方が重なりやすそうですし、安全度も高いですから。そんなことは百も承知の上で、七対子に見せないためにリスクを背負ったのです。
試合後、白鳥選手はサクラナイツの楽屋に来て「この切り順で七対子はないと思っていた。読みを狂わせるようなことはやめてください」と沢崎選手に言っていました。守備力に定評のある白鳥選手でも引っ掛かってしまう、だからこそ引っ掛かっちゃう8萬先切りでした。
☆おかだ・さやか 1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、19シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。













