千葉県木更津市の暁星国際高校野球部の男性監督X氏(27)が、男子部員に添い寝を強要するなどのセクハラ行為を繰り返していたとして、同校は4日、監督を野球部の指導から外すことを決めた。

 同校は日本ハムなどで活躍した小笠原道大氏(44)らを輩出した高校野球の名門。女優・高畑淳子(63)の長男・裕太(24)も同校野球部で汗を流した。

 関係者によると、被害を訴えているのは寮生活を送る部員数人。X氏は「見回り」と称して恒常的に寮で寝泊まりしていたそうで、その際に部員の布団に潜り込み「3分間だけ添い寝してくれ」「癒やしてくれたら許してあげる」などと、お願いしていたという。

 部員が「3分たちました」と伝えても、X氏は「あともう少し」と粘り、部員に「耳をかんでいいか?」「胸筋触っていいか?」とさらなる“おねだり”を要求することもあったという。

 このほか、入浴時にX氏が「背中を流してやる」と言って、部員のカラダを触ることもあった。

 これらは先月上旬、18歳の男子部員ら4人と保護者が警察に相談したことで、発覚。部員らはX氏が寮で寝ている姿をスマートフォンで撮影し、証拠として提示したという。

 捜査関係者によると、X氏は任意の事情聴取に「連日練習でシゴいているので、せめて夜だけはリラックスさせようと思った。コミュニケーションのつもりだった」と話しているという。X氏に対する被害届は出されておらず、立件はされない見込み。

 セクハラの度合いはボディータッチがほとんどで、部員に性交渉を迫ったり、風呂場で部員のナニをシゴくことはなかった。“同性愛疑惑”についても「自分にソッチの気はありません」と否定しているという。

 同校は「大切な生徒を預かっている立場で、生徒に不信感を持たれる行為は許されない」として今後、さらなる処分を検討する方針。県高校野球連盟には4日、口頭で経緯を報告した。