女子サッカー界に不祥事が発覚だ。日本サッカー協会は1日、同協会の女性職員に対して不適切な行為があったとしてU―17女子日本代表の楠瀬直木監督(54)の辞任を発表した。
日本協会の説明によると、楠瀬監督は昨年6月の業務時間中に女性職員を軽く抱きしめ、今年9月にも不必要な身体的接触があったという。同職員はこの行為に不快感を持ち、上司に相談。協会サイドは弁護士を交えて両者から事情を聴いた。その結果、セクハラと断じるに至らない行為だったため解任とはしなかったが、監督続行を認めず、同監督が辞任を申し出た。楠瀬監督はシンガー・ソングライター、楠瀬誠志郎(57)の実弟。
田嶋幸三会長(60)は「心からおわび申し上げます。日本代表監督に倫理観と規律が求められるのは言うまでもない。我々も猛省せざるを得ない」と頭を下げた。スポーツ界でパワハラやセクハラ問題が相次ぐ中、U―17女子日本代表はU―17女子W杯(13日開幕、ウルグアイ)を控える大事な時期だけに、素早い幕引きでサッカー界のイメージダウンを最小限にとどめたかったようだ。
しかし、W杯に向けた国内合宿初日だったこの日、いきなりの指揮官交代劇にあったリトルなでしこイレブンは、たまったものではない。今井純子女子委員長(52)からの説明に動揺を隠せなかったという。後任としてW杯を指揮するU―18女子日本代表の池田太監督(48)は、8月のU―20女子W杯で日本を頂点に導いた名将とはいえ、2大会ぶりの優勝は困難なミッションとなりそうだ。
さらに、あるなでしこリーグ関係者は「こういう指導者の存在は、女子サッカーの底辺拡大の障害になりかねない」と指摘。将来的な悪影響も懸念される事態となったが、果たして…。












