女子テニスの大坂なおみ(24)が、女性アスリートの収入ランキングでトップに立った。

 スポーツビジネスを扱う米「スポルティコ」は2021年に最も稼いだ選手100人を発表。大坂は、5320万ドル(約68億7000万円)となり、女性選手では最高位の20位だった。賞金は120万ドル(約1億5000万円)だが、スポンサー契約で推定5200万ドル(約67億2000円)を稼いだ。昨年は、全仏オープンでうつ症状に悩まされたことを明かし、途中棄権。長期間の休養もあった。しかし、メンタルヘルスに焦点を当てた姿勢などで、存在感は増した模様だ。

 オーストラリア「ニュース・ドットコム」は、「(4大大会の棄権など)驚くべき決定をしたにもかかわらず、依然として女性でトップ収入を得ている」とその影響力に言及。一方で「過去12か月の女性アスリートの稼ぎ頭であるにもかかわらず、アスリート全体の20位にとどまっており、男女間の格差が浮き彫りになっている」とスポーツ界の現状を伝えている。

 先日、自身のマネジメント会社を立ち上げたことを明かした大坂。ますます多角的な活躍を見せそうだ。