ジョコビッチだけの優遇措置などありません。来年1月に開幕するテニスの4大大会・全豪オープンテニスの主催者が、出場者の新型コロナウイルスワクチン接種の義務と、特例措置なしを主張した。

 大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリーCEOは8日、オーストリア「ABC」の番組に出演。ワクチン接種の有無を明らかせず、父親が「予防接種ルールが緩和されない限り、欠場の可能性が高い」と話していた男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がエントリーしたことで生まれた〝なんらかの免除措置があるのか?〟の憶測をキッパリ否定した。

 タイラー氏は「ワクチン接種以外で出場できる唯一の条件は、オーストラリア当局から医学的に承認された免除を受けた場合のみ。特別な免除はできない。国際的なテニスプレーヤーは、ビクトリア州やオーストラリアに来る人と全く同じ条件だ」と〝ジョコビッチ特別ルール〟はないと断言。ジョコビッチに参加資格があるかどうか確認されるのは、数週間後だという。

 ジョコビッチの運命やいかに…。