テニスの全豪オープン女子シングルス決勝(20日、メルボルン)、世界ランク3位の大坂なおみ(23=日清食品)に敗れた同24位のジェニファー・ブレイディ(25=米国)が、大会前の待遇を恨むことなく関係者に感謝の意を述べた。

 今大会は、大会側が用意したチャーター便を利用した選手、関係者から新型コロナウイルス陽性者が出る波乱の幕開けだった。同じ便を利用した72選手は大会前の2週間、一歩も外に出られない完全隔離に。ブレイディもその一人だったが、〝ハンディ〟をもろともせず、見事なプレーで準優勝。主催者に対しても「隔離生活のなかで、私たちの居心地が良くなるように努力してくれた。すごく感謝しています」とスピーチした。