【テニス】錦織 コロナ禍でリハビリと練習に集中できた

2020年06月19日 16時40分

「エアウィーヴ」の発表会で錦織は会場の浅田真央(左)と“リモート共演”

 男子テニスの錦織圭(30=日清食品)は現在、全米オープン(8月31日開幕、ニューヨーク)での復帰に向けて米フロリダ州で準備中だ。右ヒジの故障で昨年8月の全米オープンを最後にツアー大会を欠場。手術後は順調に回復したが、新型コロナウイルス禍によって復帰の道が閉ざされていた。無事に開催されれば実に1年ぶりとなる試合への心配はなさそうだ。

 寝具メーカー「エアウィーヴ」の新商品発表会(18日)にリモートで登場。ここ数か月はトレーニングと並行し、自宅で大好きなテニスゲームに興じてきた。「目線が違うのでよりコートが見やすい。いつもより考えてできる」と“イメトレ”はばっちり。本番に向けて「ヒジの準備は万端。練習もしっかりできている。すごくワクワクしていて楽しみ。早く試合したい」とすでに戦闘モードだ。

 何より右ヒジを完全に休ませられたことが大きい。昨年末、日本に帰国した際には「まずはケガをしっかり治す。ヒジは絶対に無理をしてはいけない。(テニスを)長くやるためです」と話し、自分に言い聞かせてきた。言葉通り、1月の全豪オープンも欠場。仮にツアー大会が続いていれば焦りも出ただろうが、コロナ禍で全ての試合がなくなったことでリハビリと練習に集中できたはず。ケガの原因になったサーブも修正し、3月の来日時には新しいフォームを何度も確認していた。この期間でさらに磨きがかかったことは言うまでもない。

「スポーツを今すべきかどうか賛否もあると思いますが…」と冷静に時勢を読むのは錦織らしいが、続けて「本番に向けてしっかり準備したい」。その言葉には並々ならぬ決意が感じられた。