競泳の日本選手権第3日(5日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートル個人メドレーは日本記録保持者の萩野公介(26=ブリヂストン)が1分57秒67で2年ぶりに優勝し、400メートル個人メドレーに続いて2冠を達成した。
残った力をすべて振り絞った。後半の100メートルでトップに立つと、わずかなリードを保って1着でフィニッシュ。拳を上げて感情を爆発させた萩野は「絶対に負けたくない、勝ちたいという気持ちで勝てた。タイムよりもそこを喜びたい」と振り返った。
10月から約1か月間行われた国際リーグ(ISL)から帰国後は調整期間を設けずに強化練習を継続。そして今大会はすでに400メートル個人メドレー、200メートル自由形、100メートル背泳ぎに出場しており、予選と決勝を合わせて8本目のレースに体力は限界に近づいていた。そんな状態で自身が持つ日本記録(1分55秒07)に及ばなかったものの、1年延期となった東京五輪の派遣標準記録を突破し「この時期にこのタイムはすごく自信になる」と笑顔を見せる。
原因不明の不調で結果が伴わず「なかなか自分泳ぎをプールでできなくて自分自身に負けていた」。だが、今の萩野からネガティブオーラを感じることはなく「最後は勝つことができてすごく幸せ。冬場のトレーニングの糧になる」と課題も明確になったようだ。
完全復活へ手応えをつかんだ王者。来年4月に予定されている五輪代表選考会でさらに進化した姿が見られそうだ。












