脳科学者の茂木健一郎氏(58)が30日、ツイッターで、横綱審議委員会(横審)への横綱白鵬の対応に苦言を呈した。

 横審は29日、5場所連続休場となった白鵬に対し「注意」の決議を継続したまま、名古屋場所(7月)の結果を見て最終判断した上で「もう1回チャンスを与えようということ」と説明した。

 横審の見解について、茂木氏は「医学的なエビデンスに基づかず、自分たちの偏見にも気づかず、相変わらず偉そうな横審。『もう一回』とか何を根拠に言っているのか。根本的に改革しないと、21世紀の大相撲は前に進めない」と白鵬が抱えるケガの状況などを考慮していないとして、不満をあらわにした。

 その上で「横審の委員より、白鵬関の方が、100000000000倍も偉いのに、なぜ上から目線でこういうことが言えるのか、一ミリも理解できない。アドバイスするにせよ、こんな印象論の放言ではない別の表現があるだろうと思う」と横審のもの言いに苦言を呈した。