【11月場所】貴景勝Vレース快走に地元は〝困惑〟コロナ禍でPV開催困難

2020年11月19日 06時15分

Vレースを快走する貴景勝

 大相撲11月場所(東京・両国国技館)で大関貴景勝(24=千賀ノ浦)が、Vレースを快走している。11日目(18日)は母校・埼玉栄高の後輩、幕内琴勝峰(21=佐渡ヶ嶽)を突き落として10勝目(1敗)。これまで自身が後輩として、先輩OBとの一番に臨んだことはあるものの、初めて逆の立場で対戦し「埼玉栄からどんどん育ってくれているのはうれしい。いいものを持っていると思いますよ」と先輩の貫禄を見せた。

 2横綱2大関が不在の異常事態となる中、出場力士最上位の貴景勝には大きなプレッシャーがかかってもおかしくないが、ここまで幕内志摩ノ海(31=木瀬)と優勝争いトップを並走。2年ぶり2度目の優勝へ突き進んでいる。

 そんな大関の活躍に、母校の仁川学院小関係者が結成した「にがわ貴景勝後援会」の久義裕会長(58)は「今場所はとても堅実な相撲を取っていますよね。取組前からも気合が入っていますし」と期待を膨らませた。

 応援で歓喜を後押ししたいところだが、悩ましい問題に直面。先場所は新大関正代(29=時津風)の初優勝を見届けようと、地元熊本・宇土市では体育館に約100人が集まってパブリックビューイング(PV)を開催した一方で、貴景勝の後援会関係者は「学校なので体育館はあるけど、もしも新型コロナの感染が発覚すれば、学校に迷惑がかかる。集まって応援するようなことは難しいですよね」と明かした。

 再び猛威を振るっている状況ではPV開催は厳しい。関係者は〝ステイホーム〟で見えない力を送るしかなさそうだ。