国内女子ツアー通算4勝の西村優菜(21=スターツ)が今季初勝利に王手をかけた。2位から出た国内ツアー「ニチレイレディス」2日目(18日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C=パー72)にボギーなしの4バーディーの68で回り、通算11アンダーで、ルーキー・佐藤心結(みゆ=18、ニトリ)、森田遙(25)と首位で並んだ。

 連日のノーボギーに「グリーンを外した時に冷静に対応できているところと、あとパッティングのフィーリングがすごくいい。あと1日続けられたらなと思います」。最終18番パー5では、同組で回った佐藤がイーグルを決めて首位タイでホールアウトした後でも動じず、3メートルを沈めて同じくトップに追いついた。「素晴らしいイーグルに感心していたけど、自分は得意のフックラインが残ってチャンスだったので、しっかり決めて上がりたいなと思っていた」と振り返つた。

 この日もポイントになった冷静なメンタル。その重要性は1打足りず予選落ちだった米ツアーメジャー大会「全米女子オープン」(2~5日)で改めて気づかされた。「米国に行って変わったというか、淡々としている選手が米国には多いので、そうやってプレーしなきゃいけないんだろうなとすごく感じたし、まだまだだけど、うまく自分をコントロールできるようになったと思う」。残る最終日もしっかりメンタル面を制御して頂点を目指す。