ジャパンゴルフツアー選手会は9日、石川遼(30=CASIO)が米国から帰国後の隔離期間中に千葉県内のゴルフ場でラウンドし、複数名で飲食していたとの週刊誌報道を受け、コメントを発表した。

 コメントは、選手会長・時松隆光 副会長兼事務局長・池田勇太 副会長・小鯛竜也の連名で発表。「選手会として、この報道に基づき、直ちに本人に事実確認等を行いました。本日午前中に石川遼選手から、選手会の副会長および理事の職を辞する旨の書面を受け取りましたことも、合わせてご報告させていただきます。選手会ではこの書面が提出されたことを受けまして、近々、臨時理事会を開催し、最終的な処遇を決定する予定をしております」とした。

 その上で「このたびの、選手会の役員による軽率な行動により、日ごろからジャパンゴルフツアーを応援していただいておりますファンの皆さま方や関係者の方々の期待を裏切るような形となりましたこと大変申し訳なく、深くおわび申し上げます」と謝罪。「今回の出来事を、各選手の戒めとするべく、あらためまして選手各人が、いま一度自分自身を見つめなおし、気を引き締めて参る所存です」と強調した。

 石川は日本ゴルフツアー機構(JGTO)の副会長職の辞任の意向を示し、今週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」(11日開幕)出場辞退も発表している。近日中に開催されるJGTOの臨時理事会で今後の処遇を決める見通しだ。