【陸上】初優勝で笑顔の新谷「積水化学の強さを全国に見せつけられたのがうれしい」

2021年11月28日 17時21分

新谷仁美
新谷仁美

 女王の壁を打ち破った。全日本実業団対抗女子駅伝(宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台=6区間42・195キロ)が28日に行われ、創部25年目の積水化学が2時間13分03秒の大会新記録で初優勝を果たした。2位は資生堂、3位にはデンソーが入った。

 チームで勝ち取ったタイトルだ。野口英盛監督は、5区の新谷仁美(33)で逆転するプランを組んだが、序盤から好位置をキープし、3区の佐藤早也伽で首位に浮上。その後は一度もトップを譲ることなく、フィニッシュ。新谷は「このメンバーで積水化学の強さを全国に見せつけられたのがうれしい」と声を弾ませた。

 昨季は卜部蘭と新谷が区間賞の走りを見せながらも、日本郵政グループに2連覇を許した。総合力の向上を目指す中で、新谷が苦しんだ時期は「彼女たちが今年1年、非常に私の支えになってくれた」と振り返るように、チームみんなでサポート。走りはもちろん、精神的にも成長した仲間が仙台の地で飛躍を遂げた。

 レース後には、新谷が「予定では私に花を持たせてくれるはずだったけど、全然予定と全然違った。4区までの選手のせいで(自身の区間順位が)区間2番になってしまった」と冗談を飛ばすと、全員の笑顔が弾けるなど、仲睦まじい姿が垣間見えた積水化学。重かった扉をようやくこじ開けた。

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