スピードスケートの北京五輪代表選考会第2日(30日、長野・エムウェーブ)、女子1000メートルが行われ、高木菜那(日本電産サンキョー)は1分15秒27で2位、佐藤綾乃(ANA)は、1分15秒93で3位だった。

 同種目はすでに高木美帆(日体大職)の代表入りが有力視されており、残り1枠を争う中でのレースだったが、小平奈緒(相沢病院)が1分14秒82で優勝。高木菜と佐藤の同種目での五輪出場は厳しくなった。

 レース後、高木菜は「2周目はラップが落ちてしまったが、明日につながるいいレースができた。ちゃんと気持ちを入れて思い切っていった」とコメント。その上で、最終日の1500メートルに向けて「本当に全然分からないですけど、自分のベストが出せればいいなと思う」と気を引き締めた。

 一方の佐藤は「1000メートルに関しては本種目としていなかったので、気楽にとにかくスピード練習のつもりで行こうと。久しぶりのレースにしてはまあまあいいタイムだと思う。設定していたタイムよりもちょっと遅かったけど、まずは1500メートルの練習の一環で挑んだので、私にとってはいい練習ができたのかなと思う」と振り返った。