ネット上の検閲、規制が当たり前の中国で行われる北京五輪で、参加者に限り、本来アクセスが禁じられているツイッターやインスタグラムなどを利用できることになった。

 ロシア・タス通信が報じたところによると、国際オリンピック委員会(IOC)は「開催都市の契約上の義務に従い、北京五輪組織委員会は、選手村、競技会場などですべての認定参加者に、オープンインターネットサービスを提供する」と明言。参加者は五輪会場内であれば規制を受けないことを明かした。

 中国の元副首相から性的関係を強要されたと告発し、行方不明になっている中国の女子テニス選手・彭帥の問題では、中国側の厳しいネット規制、検閲にも注目が集まった。一方で、オーストラリアの専門家からは「選手らは、24時間ネット上でずっとチェックされることになる」という声も出ている。自由に使えても検閲があるとしたら、それも困りものだ。