米プロバスケットNBAのウィザーズ、八村塁(23)の状況に進展はないようだ。

 八村は個人的な理由で先月下旬にスタートしたキャンプに合流しないままとなっている中、ウェス・アンセルド監督は8日(日本時間9日)、練習後の会見で改めて八村について言及。「今は必要なだけ時間をかけてほしい。連絡は常に取り合っており、現状報告は受けている。戻ってこられるときに合流してもらう」。1日の会見でコメントした内容とほぼ同じで、はっきりとした進展がないことをうかがわせた。

 20日の開幕戦へ向けてすでにプレシーズンマッチも始まっており、合流が遅れれば、シーズンへの影響も懸念される。今季は新体制だけになおさらだ。アンセルド監督は「選手にわかりやすいように(作戦の)用語をシンプルにしている。それでも我々の新しいシステムに慣れるには少し時間がかかると思う」。それでも「チームのロースターに層の厚みと柔軟性をもたらしてくれる」と変わらぬ信頼を強調した。

 八村の状況について具体的な発表はされていないが、現地ではメンタルヘルスに対処するためとの指摘もある。