男性火だるまの理由は“浮気消毒” 逮捕された42歳交際女の不可解供述

2017年06月28日 17時15分

 交際相手とみられる男性に火を付けて殺害しようとしたとして堺市西区の無職、斧裕子容疑者(42)が27日、殺人未遂容疑で大阪府警西堺署に逮捕された。26日夜に弁護士を伴って出頭した斧容疑者は「浮気されたので(男性の)汚れた体を消毒しようとエタノールをかけたが火は付けていない」と容疑を否認している。

 事件は19日午後5時ごろに起きた。堺市内の電器店前に止まった車内で40代の男女が激しい口論をしていると突然、全身火だるまの男性が車から飛び出し「熱い熱い! 助けて!」と電器店に駆け込んできて店員らが消火。男性は救急搬送された。一度は斧容疑者も車を降りて「○○ちゃん! ○○ちゃん!」と大声で男性を呼んだが、すぐに車で現場を立ち去っていた。

 斧容疑者は「私は消毒液を振りかけただけ。○○ちゃんがたばこに火を付けて服に引火した」などと供述している。男性は全身が赤く焼けただれて意識不明の重体で顔面にも大やけどを負っているため、身元確認もできない状況。現在も集中治療室に入院中で事情を聴けないという。

 同署によるとエタノールの購入は5月19日。“不浄の身”を清めるだけなら購入してすぐに実行した方がよさそうだが、1か月もの間、何をためらっていたのか。

 捜査関係者も「『○○ちゃんが火だるまになって車外に飛び出したので怖くなって逃げた』と供述しているが、エタノールをかけただけなら現場から逃走する必要はないでしょう。火を付けていないなら、ほかに薬物服用など後ろめたいことがあったとも疑われる」と厳しい表情。

 真実を知るもう一人の当事者、男性の一刻も早い回復が待たれる。