【病院通いになる前に健康寿命をのばす! プレメディカルケア】

 延べ5万人の体の悩みを聞き、メンテナンスを行ってきた新進気鋭のスポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに解説します。

【お悩み】来月、孫にせがまれてバス旅行に出掛けます。楽しみなのですが、頻尿なので長距離移動が心配です。(70代男性)

【アドバイス】お尻をキュッと引き締める運動で頻尿を改善できる場合があります。

【解説】甲子園に行ってみたいという孫のために長距離バスツアーに申し込んだものの、その男性は頻尿に悩んでおられました。

 コーヒーやビール等の飲み過ぎでトイレ回数が増えるのは別ですが、頻尿の原因のひとつとして考えられるのは「座り過ぎ」です。

 長距離ドライバー等、相対的に座っていることが多いと自覚されている方は、お尻の下部周辺に位置する「骨盤底筋群」を動かすことはほとんどありません。

 この男性は、コロナ禍で自宅で座ってテレビを見ていることが多かったそう。骨盤底筋群が弱っていると、女性の場合、冷え性気味の方や膀胱炎を患った経験がある方は頻尿になりやすい傾向があります。男性の場合は前立腺が硬くなる慢性前立腺炎になっている可能性もあります。

 頻尿改善のひとつの方法として、骨盤底筋群を鍛えることは男女ともに有効です。

 具体的にはお尻の割れ目に手を挟んでキュッと締めるように力を入れる動作を20回。これを朝昼晩に3セット継続できれば、頻尿改善だけでなく、お尻を引き締める効果もあります。

 ご高齢で頻尿に悩まれている方は、15時以降のカフェインの取り過ぎは、夜間尿の原因にもなりやすいので、量を少なくする等、意識して控え気味にしてみてください。カフェインレスのコーヒーやお茶も販売されているので、そういったものを飲んでみるのも効果が期待できるでしょう。 
◆永井正彦(ながい・まさひこ)1980年6月28日、東京都生まれ。スポーツトレーナー。2005年に都内でスポーツ整体「プレメディカルケア」を開業。パラ水泳の宮崎哲選手や津川拓也選手のパーソナルトレーナーも務めている。