【病院通いになる前に健康寿命をのばす! プレメディカルケア】
先週から始まった新企画。水泳五輪代表選手やプロサッカーチームをはじめ、小学生から90代まで、延べ5万人の体の悩みを聞き、メンテナンスを行ってきた新進気鋭のスポーツトレーナー・永井正彦氏が、ケガや生活習慣病を未然に防ぐヒントを、過去の事例を使って伝授します。
【お悩み】オンライン業務が続き首こりがひどくなって困っています。(30代男性)
【アドバイス】可能な範囲で立った状態のまま作業してみてください。
【解説】商社マンとしてバリバリ仕事をしてきた男性は、コロナ禍によりワークスタイルが変化し、お得意様とはオンラインや電話等で商談するよう会社から通達されているとのこと。
社会全体でリモートワークや在宅勤務が推奨されていますが、仕事でもプライベートでもパソコンやスマートフォンといったデジタル機器を使う時間は、世代を問わず年々増加傾向にあります。
PC作業やZoom会議等は、座っている時間が長くなりがちなので、カロリーもほとんど消費されず、血行不良や体の痛みも生じやすくなってしまいます。
また、特に昨今は、スマホ操作時に首を前に出した「スマホ首」と呼ばれる猫背気味な姿勢になっている人を多く見かけます。頭を支える首に相当な負担がかかってしまうので、首こりや肩こりで悩む人が増えるのも当然です。
相談に来られた男性には、オンライン業務を行う時は座った状態ではなく、できる範囲で構わないので立った状態で行ってみることを提案しました。近年、推奨され始めている「スタンディングワーク」で、首に負担をかけない姿勢を保てるだけではなく、血流も良くなるので集中力も高まりやすくなる利点があるからです。
ただ、いきなり立ちっぱなしだと足への負担が大きくなるので、集中力が落ちてきたなと感じたら、スタンディングワークに切り替える等、職場や家庭の環境に合わせて徐々に取り入れていけば定着しやすく、気分転換にもつながります。
スマホゲームをプレーする時や新聞や本を読む時も同様で、立った状態で行ったほうが首への負荷もかかりにくくなります。その時は片手ではなく両手でスマホや本を持つと姿勢も整うので、左右の筋肉バランスも偏らなくなりますよ。
◆永井正彦(ながい・まさひこ)1980年6月28日、東京都生まれ。スポーツトレーナー。2005年に都内でスポーツ整体「プレメディカルケア」を開業。パラ水泳の宮崎哲選手や津川拓也選手のパーソナルトレーナーも務めている。












