【西洋医学バカ言ってんじゃないよ】体に良いものを正しく食べる 人間は穀物中心が基本

2020年08月20日 10時00分

【カリスマ医師・石原結實 西洋医学バカ言ってんじゃないよ】食べ過ぎの危険性、空腹のススメを説いてきましたが、勘違いしてほしくないのは、「食べちゃいけない」と言っているわけじゃないんです。

 むしろ、西洋医学と違い、東洋医学には「食」が「血」となり、「血」が「肉」となるという考え方があり、「食こそ命」とも言えます。つまり、「体に良いものを、適正な量で、正しく食べる」のが大切なんです。そうすれば病気を遠ざけることができます。

 今春の連載でも書きましたが、大前提として、人間は穀物を中心に食べるのが基本です。32本の歯のうち20本が穀物用の臼歯なんですから。で、8本が野菜や果物用の門歯で、肉、魚、卵用の犬歯は4本しかありません。だから、動物性食物、つまり高タンパク、高脂肪な食べ物ばかりとると病気になる。データでもハッキリ出ています。

 動物はみんな歯の形で食べる物が決まっているのです。ライオンやトラが肉を食っても病気しないでしょ? それに見合った胃液、腸液を持っている、消化解毒力を持っているわけですね。肉を食べるのが自然なんです。

 ただ、そんな肉や(動物性)タンパクが他の動物に必ずしも必要かっていうとそうじゃない。ゾウなんて体重6000キロもあるのに草しか食べない。なのにあんなに大きいわけです。ゾウだけじゃない。牛、馬、ゴリラ…みんな同じです。そういう部分を見ないといけない。

 人間の体だって食べるものによって変わってきます。

 寒いヨーロッパでは野菜や果物があまり育たないから狩猟をするようになった。(臓)腑の中に肉が入るようになった。まさに字のごとく、肉は腐る。胃腸でモノが腐ったら便秘したり下痢したり、血に吸収されたら血が汚れるでしょ? だからヨーロッパ人は食べたものを早く外に出すために腸を短くした。そして、それを収めてる胴が短くなった。彼らは脚が長いわけじゃない、胴が短いんです。それに比べ、私たちアジア人は脚が短いわけじゃない、胴が長いんですね。短足なわけではないんです(笑い)。

◆石原結實(いしはら・ゆうみ)1948年、長崎市生まれ。医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と自然療法によるユニークな治療法を実践するかたわら、静岡・伊豆でニンジンジュース断食施設の運営を行う。著書は300冊超でベストセラー多数。最新作は「免疫力を高めてウイルスに勝つ食べ物、暮らし方」(新星出版社)。