国民民主党の玉木雄一郎代表(52)は16日にツイッターを更新。ウクライナのゼレンスキー大統領が、軍事侵攻したロシアに抗議するオンライン国会演説の新たな動きについて投稿した。

 玉木氏は同日の早朝、ゼレンスキー大統領が日本政府に対し、オンライン国会演説を打診したことを知り「柔軟に対応すべきだ」といち早く表明していた。

 その後、榛葉加津也幹事長が国会内で行われた自民、公明両幹事長と高騰するガソリン価格のガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」に関する実務者協議の中で、ゼレンスキー大統領のオンライン国会演説の実現を要請していた。

 玉木氏は「先ほど自民党の盛山議員運営委員会筆頭理事が、浅野代議士の部屋まで来られてゼレンスキー大統領のオンライン演説について、(1)本会議場に大型テレビを設置する準備を進めている。(2)通訳手配などの事務的な準備に数日必要であると説明があったようです。現在、自公維国は賛成。立憲と共産が慎重とのこと」と明かした。

 一方、同じ野党でありながら、国民民主、日本維新の会と距離を置くことが目立つ立憲民主党の泉健太代表は「他国指導者の国会演説は、影響が大きいだけに、オンライン技術論で論ずるのは危険」とツイッターに投稿して猛反対を表明している。