国内で11日、新たに2798人の新型コロナウイルス感染者が確認された。東京都595人、大阪府357人、神奈川県285人など。岩手、宮城、福島、神奈川、広島、大分の各県で1日当たりの過去最多となった。厚生労働省が発表した重症者は11人増えて554人となった。

 死者は北海道で10人、大阪府で7人、東京都で5人、岐阜県と兵庫県で各3人など計41人だった。

 北海道や大阪の医療機関では感染者の急増で、通常の診療に影響が出たり、看護師ら医療資源の不足が顕在化したりと、医療態勢が崩れつつある。東京でも状況は悪化しており、都のモニタリング会議は先日、「通常医療との両立が困難な状況になっている。逼迫し始めている」との見解をまとめた。

 重症者も増え続け、集中治療室(ICU)や看護師といった医療資源不足が深刻化している。

 PCR検査を行う病院では陽性者の増加に伴ない、あることが懸念されているという。

 ある医療従事者は「病院では入院患者に対しPCR検査を行い、コロナの感染がないかを確かめている。もし陽性者が出ると、コロナ患者が発生した病院として知られてしまう。すると受診する外来の患者が減り、病院としての評判や経営状況が悪化するのではないかという危機感を抱いている」と明かす。

 さらに、現場で働く職員にもストレスが加わっている。

 同従事者は「毎週PCR検査を受けているが、そこでもし自分が陽性になれば、自分だけの問題では済まされない。ただでさえ大変な状態なのに、仕事ができなくなる上に他の職員や病院全体にも迷惑がかかる。だから毎日気持ちが張り詰めている」と話す。

 新型コロナが終息しない限り、病院や医療従事者のストレスは消えないだろう。