スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が21日(日本時間22日)に迎える古巣バルセロナとの大一番を前に、地元メディアが〝仲良しトリオ〟の再会を特集した。

 同国紙「ムンドデポルティーボ」は「FWアンス・ファティ、DFエリック・ガルシア、タケ・クボが特別な再会だ」と題して3人に着目。久保がバルセロナ下部組織に所属していた頃のチームメートで「3人はバルサの下部カテゴリーでチームをともにし、それ以来、異なる道を歩んだにもかかわらず素晴らしい関係を維持してきている」と現在でも親友だと強調した。

 同紙はそんな仲良しトリオが在籍していたチームはバルセロナの下部組織で〝史上最強チーム〟だったと回顧。「タケの退団前、大きな成功を収め、ユースアカデミー史上屈指の実力派チームでタケはその主役だった。エリックとタケは2001年生まれの同世代、アンスは02年生まれの世代だが、その優れた才能から常に1歳年上の選手とプレーしていた」と指摘した。

 その上で「タケとアンスは、スピードと決定力により、ライバルにとって恐ろしい攻撃デュオを形成した」と分析。名門バルセロナやスペイン代表で怪物と称されるファティと久保は最強2トップだったという。

 そんな親友たちが久保にとって今回の試合では強敵となる。「日曜日の決闘は、仲良しの3人が再会する新たな機会となる」と同紙は期待を込めて報道。昨季すでに3人の直接対決は実現しているが、久保が開幕戦のカディス戦でゴールを決めて強豪Rソシエダードの一員として迎える今回の対決はスペインでもさらに大きな脚光を浴びると予想している。

 永遠のライバルたちを相手に久保が2試合連発となるか注目が集まる。