次戦がラストマッチか。イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(27)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝(28日=日本時間29日、対レアル・マドリード)後に来季の去就を決断することになった。

 地元紙「リバプールエコー」によると、来季の去就が注目される南野は「チャンピオンズリーグ決勝戦の後で自分の将来について考えます。まず、試合に集中します」と語ったという。

 すでに大事なシーズン終盤戦でベンチメンバーから外れることも多かったことから英各メディアでは、今シーズン限りでの退団がささやかれている。同紙も「伝えられるところによると、レッズ(リバプールの愛称)は彼を手放すため1700万ポンド(約27億2000万円)で放出先を捜している」と指摘した。

 南野は2024年6月末までリバプールとの契約がある中、今年1月末が締め切りだった冬の移籍市場でも獲得に乗り出していた同リーグのリーズをはじめフランス1部モナコ、スペイン1部セビリア、ドイツ1部ドルトムント、イタリア1部インテル、ラツィオが今夏の獲得に向けて興味を示している。

 同紙は「南野はこの夏、移籍市場で注目を集める可能性がある。おそらく(CL決勝が)南野をリバプールの選手として見る最後の機会になるでしょう」と報じており、今後の動向から目が離せないようだ。