ベルギー1部ベールスホットに所属するFW鈴木武蔵(27)が同1部メヘレンに移籍寸前だったと、同国メディア「GVA」が伝えている。

 同メディアによると、現在リーグ7位のメヘレンは主力ストライカーの移籍によって冬市場での戦力補強を検討。同クラブでアシスタントコーチを務めるスティーブン・デフール氏は「(補強候補に)3、4人の名前が挙がっていた」とし「鈴木は、その一人だったが、ベールスホットが彼を退団させたくなかった」と語ったという。

 鈴木は2020年8月にJ1札幌からベールスホットに移籍。序盤からゴールを量産するも、今季はここまで19試合に出場も無得点と精彩を欠いている。そんな中で冬の移籍期限となる1月31日にメヘレンへ出向き、移籍交渉を行っていたものの、締め切り3時間前に「取り引きが失敗した」とベールスホットの意向で破談になった。

 また、鈴木は現在18位で最下位に低迷しているベールスホットが2部に降格した場合、フリーで移籍できる契約を結んでいるとも伝えている。