イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが来年1月の移籍を志願しているフランス代表FWアントニー・マルシャル(25)に法外な値段をつけた。

 ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドとイングランド代表FWジェイドン・サンチョの加入により、出番が激減したマルシャルは代理人を通じて移籍を要求。すでに同リーグのニューカッスルやイタリア1部ユベントス、スペイン1部セビリア、アトレチコ・マドリードが獲得に興味を示している。

 スペインメディア「BeSoccer」は「複数のクラブがマルシャルを求めている」としながらも、マンチェスターUは半年間のレンタル料として700万ユーロ(約9億円)を要求しているため、すでに「ニューカッスルは拒否した。ほかのクラブも同じ問題に遭遇する」と伝えている。

 その上で「ユナイテッドは700万ユーロ以下のオファーを望んでいない」と、安価で放出する予定はないという。完全移籍の場合、4000万ポンド(約61億2000万円)を要求する構えで、年俸1300万ポンド(約19億9000万円)と合わせ移籍の障害になるのは間違いない。

 現時点で移籍先として有力視されるセビリアはレンタルでの獲得を望んでいるが、マンUの強気な高額要求にどう応えるのだろうか。