スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)に地元紙が厳しい評価を下している。

 スペイン紙「マルカ」は、同1部レアル・マドリードから他クラブにレンタルされている9選手について紹介。イタリア1部ACミランでプレーするブラヒム・ディアス(21)について「26試合で4ゴール、3アシストという驚くべき数字を誇っている。理論的には夏に戻ってくるだろう」と高評価を下した一方で、久保に対しては辛らつな言葉を並べている。

 同紙は「奇妙な事件の一つだ」と小見出しをつけ「昨季はマジョルカでローン生活、今季は2度のローン生活を送っている。しかし、ビリャレアルでもヘタフェでも地位を確立することができなかった」と指摘した。 

 その上で「(ビリャレアルの)ウナイ・エメリ監督(49)は、久保を欧州リーグ(EL)に起用したが、リーグ戦では久保のことを忘れていた。また、久保が4試合に出場せずに連勝したことで、ヘタフェでの新たな運命を模索するようになった」と分析した。

 さらに「(ヘタフェ)のホセ・ボルダラス監督(57)は久保を4試合連続(19~22節)で先発出場させたが、直近2試合の出場時間はわずか14分にとどまっている。シーズン中の1ゴール、3アシストはすべてビリャレアルでマークしたものだ」と伝えた。

 ここまで苦しいシーズンとなっている久保。周囲の悪評をはね返し、意地を見せることはできるのか。