
20日に行われたドイツ1部第22節で、Eフランクフルトの日本代表MF鎌田大地(24)がバイエルン・ミュンヘン相手に後半終了間際までプレーし、1得点1アシストの活躍でチームを2―1の勝利に導いた。MF長谷部誠(37)もボランチでフル出場して相手の攻撃の芽を摘み、日本人選手2人が8連覇中の絶対王者撃破に大きく貢献した。
Eフランクフルトは今季18得点を挙げて得点ランキング2位のFWアンドレ・シウバ(25)がケガで欠場。苦戦が予想されたが、前半12分、左クロスに鎌田が飛び込み、右足を合わせて先制ゴールを奪った。さらに31分、FWアミン・ユネス(27)の得点もお膳立てし、リードを広げた。後半8分にFWロベルト・レバンドフスキ(32)にゴールを許したものの、そこから守備陣が踏ん張り、ドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督(61)が視察に来た一戦で、金星を挙げた。
これにはドイツメディア「シュポルトブザー」は「熊のように強いフランクフルト。鎌田の氷のようにクールなゴールとユネスの夢のようなゴールがバイエルンを沈めた」と称賛。続けて「日本人アタッカーはドイツ代表監督の前でアピールに成功した」とし、鎌田がドイツ人だったら〝代表入り〟まであり得る存在と表現した。
これで鎌田は今季3得点11アシスト。チームは5連勝で4位につけ、初の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内をキープしている。
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