アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で北京国安(中国)に0―1と敗れ、クラブ史上初の8強を逃したFC東京イレブンは悔しさを露わにした。

 主将のMF東慶悟(30)は「チームとして3回目でなんとか次のラウンドへというところで、みんな全力で頑張ったけど、最後の1点を取れなくて取られてしまった。そこが差なのかな」と2012、16年と同じくまたも16強での敗退に言葉を詰まらせながら語った。

 それでも「いい経験だったで終わらせたくはないけど、集中開催でこれだけの雰囲気でというのはなかなかない経験なので、それをプラスに変えていきたい。今後のサッカー人生に生かしたい」と新型コロナウイルスの影響で異例の集中開催となった大会を経験した意義を強調。「リーグ戦の残り試合もあるし、年明けにはルヴァンカップの決勝もあるので、この後3試合をしっかりやれるようにしたい。日本に帰ったらお客さんも入れると思うので、成長した姿を見せたい」と1月4日のルヴァンカップ決勝(国立)でのタイトル奪取へ向けて気持ちを切り替えていた。