サッカー元女子日本代表(なでしこジャパン)のFW永里優季(33)が思わぬ騒動に巻き込まれてしまった。

 米女子プロリーグNWSLのレッドスターズに在籍していた永里は、9月から神奈川県2部リーグの男子チーム「はやぶさイレブン」に期限付き移籍。18日の山王FC戦では、後半から途中出場し〝男子デビュー〟を果たしていた。

 28日には、NWSLに来季から参入するレーシングが永里の加入を発表。はやぶさイレブンとの契約期間は、今年の12月31日までとなっていることから特に問題点はない。しかし、一部メディアがすぐにレーシングへ移籍をすると受け止められるような見出しでネット記事を掲載したことから、SNS上では批判の声が相次いだ。

 それを受け、永里は28日に自身のツイッターを更新し、「久々に腹が立った」などと胸中を吐露。「年内ははやぶさイレブンでプレーします」と説明した。さらに、はやぶさイレブン側も同日にクラブ公式ツイッターで「永里優季選手は2020年12月31日まではやぶさイレブンの選手としてプレーします。2021年からのアメリカでのプレー先がレーシングとなります」との声明を出すなど、大きな波紋が広がっている。