ウズベキスタンで開催中のU―23アジアカップ準々決勝の日韓戦(12日)を前に、韓国メディアがエースMF李康仁(イ・ガンイン=マジョルカ)をキーマンに指名した。

 韓国では同大会での日韓戦の注目度が高まっており、同国の放送局「聯合ニュースTV」が大々的に特集。「運命の韓日戦を控えたU―23韓国代表チームのキーは李康仁だ」と、今季は日本代表MF久保建英とともにマジョルカで活躍した李に注目した。

「ファン・ソンホン監督が率いるU―23代表がアジアカップの準々決勝で〝宿敵〟日本と対決を繰り広げる。チームのキープレイヤーはエースの李だ。直前のタイとの試合では少しポジションを下げて攻撃の起点としての役割を果たした」と李が司令塔として、韓国の攻撃をけん引すると期待を集めている。

 その上で同局は「李康仁は日本の警戒対象第1号だ」と対戦する大岩ジャパンが李への警戒を強めていると分析。「李の足先から放たれたパスは、成功確率がこれまで高かった。なので、日本でもやはり李康仁に対する動きやボール処理能力に対して多く集中する可能性が高い」と指摘した。

 李はマジョルカで久保とシ烈なレギュラー争いを展開し、すでにA代表デビューも飾っている逸材。MF松木玖生(FC東京)とのマッチアップにも注目が集まる中、大岩ジャパンは難敵を撃破できるか。