森保ジャパンのベテランが自信を深めている。サッカー日本代表は6日、国立競技場で行われた国際親善試合でブラジルと対戦。後半32分、ブラジルのエースFWネイマールにPKを決められて0-1で〝惜敗〟した。

 DF長友佑都(35=FC東京)は本職とは逆の右サイドバックで先発出場。「自分自身、右も左もできると自信を持っていた。ただ、レギュラー争いという部分では左も右も、いい選手がたくさんいる。僕の中では毎回、生きるか死ぬかの戦い。今日は特に、自分が守備ができなかったり、1対1で負けてたりとかなら、世界では通用しないな、僕は終わりだなと。それぐらいの気持ちで臨んでいた」と振り返った。

 その上で、スター軍団のブラジルをPKによる1点のみに封じた結果には「非常に楽しめた。相手が強くなればなるほど自分の価値、実力を発揮できる。ビニシウス(レアル・マドリード)に絶対やられないという強い気持ちで入った。皆のサポートもあり、彼にそこまでの仕事をさせなかった。その部分に関しては満足」と手応えを口にした。

 さらに、ブラジルと日本の差を問われると「正直、僕が今まで対戦したブラジルは全く手も足もでなかった。ブラジル戦は常に本当に悲壮感を感じていたし、何もできない自分が腹立たしく感じていた。もちろん、1点差以上の差はあったと思う。ただ、今まで何もできなかったブラジル戦と比べると僕自身、手応えを持てた試合だった」と前向きに受け止めていた。