森保ジャパンのMF久保建英(20=マジョルカ)とMF三笘薫(24=サンジロワーズ)が、29日に行われるカタールW杯アジア最終予選ベトナム戦(埼玉)で揃って先発する可能性が高くなった。

 日本代表は27日、ベトナム戦へ向けて約1時間半にわたって千葉市内で練習を実施。当初非公開だった予定が変更となり、報道陣にすべての練習が公開された。

 実戦形式の戦術練習では、最終予選の6連勝中に採用されている4―3―3のシステムを採用した主力組とみられるメンバーで久保が右サイド、三笘が左サイドの前線に入ってプレー。ともに得意のドリブル突破などで猛アピールした。

 久保は先発すれば昨年9月に行われた最終予選の中国戦以来。その試合ではオマーン戦の黒星で崖っぷちに立たされていたチームで攻撃をけん引して救世主となった。

 一方の三笘はA代表初先発となる。7大会連続のW杯出場を決めた24日のオーストラリア戦では、終盤から登場して衝撃の2ゴールをマークして日本サッカー史にその名を刻む大活躍を見せた。

 日本が誇る2人の至宝は昨夏の東京五輪ではともにプレーしているが、A代表でコンビを組むことになれば初めて。日本サッカー界の未来を担う夢タッグが森保ジャパンで初披露となるか注目される。