日本代表の森保一監督(53)が、批判が高まっている序列重視や偏重起用について否定した。

 森保監督の起用を巡っては、カタールW杯アジア最終予選でコンディションよりもこれまでの序列を重視したり一部のベテランを重用する批判の的になっている。

 1日にオンラインで取材に応じた森保監督は「チームづくりにおいて、やはりベースはなければいけないので序列はあると思う」としたうえで「序列が絶対ではないと思っている。序列が決まったような起用と言われるかもしれないが、そこは招集の過程を見たうえで情報収集から選考する。そのあと活動のなかでトレーニングを見て、走れるか、動けるか、チームの中で機能するかを見たうえで起用している」と説明。「序列があっても絶対ではないと伝えたい」と強く主張した

 もちろん、誰もが納得する選手起用というのは不可能。「選手たちの不満やフラストレーションは必ずあると思う」と選手の間で不満があることを認めたうえで「そこは我々スタッフが思いや話を聞いたり、オフザピッチでチームのために、選手のために働きかけはしている」と積極的にコミュニケーションをして解消に努めているとした。
 そのうえで「批評と批判は、僕はいつでも受け入れる。いろんなアドバイスを頂ければ」と改めて自身への批判の声を〝歓迎〟する方針。森保監督がブレない信念で、日本を7大会連続のW杯出場に導く覚悟だ。