中国メディアが日本代表を称賛して自国の窮状を嘆いた。

 上海メディア「モーニングニュース」は「日本代表のチーム力と選手層は底なしだ」と高く評価したうえで、中国代表との選手の〝価値〟に着目。ドイツの移籍専門メディア「トランスファーマルクト」の試算をもとに、両代表選手の移籍金の相場を比較して「日本選手の総価値は、中国の選手の約4倍にあたる8315万ユーロ(約107億円)に達した。中国代表の総額は1798万ユーロ(約23億円)だ」と指摘した。

 そして「20年以上前、中国と日本のプロリーグはほぼ同時に始まった。日本は完全な人材育成システムを確立しているが、中国代表はまだ泥沼にある。日本代表のパフォーマンスは非常に目を引くものがあるが、対照的に中国代表の人材は深刻なまでに不足している」と嘆き節。Jリーグは1993年、中国のプロリーグは94年と両国のプロリーグはほぼ同時期に設立されたが、代表の実力差は広がる一方だと自虐的に分析している。

 ことサッカーにおいては、中国は日本サッカー界をリスペクトしているようだ。