【ミズーリ州インディペンデンス8日(日本時間9日)発】AEWの「AEW DYNAMITE」が行われ、新日本プロレスとAEWの合同興行「Forbidden Door(禁断の扉)」(26日=同27日、イリノイ州シカゴ)へ向けて新たな展開が生まれた。

 メインではジョン・モクスリーと、DDT竹下幸之介も出場したバトルロイヤルの勝者カイル・オライリーが、AEW暫定世界王座戦進出者決定戦で激突。同王座は正規王者CMパンクの負傷欠場を受けて設けられたが、試合はモクスリーがパラダイムシフト(ダブルアーム式DDT)を決めて勝利。〝狂犬〟が、新日本の12日大阪城ホール大会で行われる同進出者決定戦・棚橋弘至VS後藤洋央紀の勝者と、26日シカゴ大会でAEW暫定王座をかけて対戦する。

 また、新日本プロレスの連合帝国「ユナイテッド・エンパイア」のウィル・オスプレイが、トレント・バレッタとFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)のマイクアピール中に登場。同じ連合帝国のアーロン・ヘナーレらと3人を急襲すると、オスプレイがバレッタにヒドゥン・ブレイド(後頭部への助走式バックエルボー)を打ち込み、存在をアピールした。

 さらに、ハングマン・ペイジが注目発言。「プロレスの世界王座は一つだけではないことを思い出した。6月最後の日曜日、『禁断の扉』、オレはIWGP世界ヘビー級王座がほしい! そしてオカダがほしい!」と、26日シカゴ大会でIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカへの挑戦をぶち上げた。

 ただ、オカダは新日本の12日大阪城大会で、ジェイ・ホワイトの挑戦を受けるV5戦が控えている。ペイジの発言に対し、アダム・コールも「冗談だろう!? 妄想が激しいのか? オカダは世界王者じゃないかもしれない。オレの良き相棒ジェイ・ホワイトが王者かもよ。それに挑戦するのはオレだ」とIWGP世界王座への挑戦を表明した。

 12日の大阪城大会がAEWとの「禁断の扉」を開けることになりそうだ。