【知って納得!初耳講座】コロナ禍における内食需要の拡大は、家庭内調理に変化をもたらし、簡単・便利な“進化系イエナカ食”が各社から登場している。そこで今回は、時短調理に役立つスグレモノや、長期保存できる備蓄食、家庭で楽しめる本格的な外食の味まで、今春発売の新商品を徹底調査した。

<時短調理>家庭内調理の増加で簡便・時短が求められる中、肉を使ったメインのおかずを簡単に作れると話題なのは、キユーピー㈱の料理用ソース「お肉のからめ焼き」(279円)。withコロナ時代の食ニーズに対応するため、同社が昨秋から始動した“フレッシュストック”事業のブランド「わたしのお料理」シリーズから登場したもので、肉と野菜をフライパンで炒め、ソースを絡ませるだけで味が決まるのが特徴だ。「ドミグラスソース~赤ワイン仕立て~」など全3品があり、時短に加え、肉料理のマンネリ解消にもなるから、毎日の献立に頭を悩ませている奥さんに教えるのもいい。

 一方、面倒な揚げ物をサッと作れるのが、日清フーズ㈱の「日清 ふりふりカンタン から揚げ粉 ふり・から しょうが醤油味」(152円)。パッケージの袋に一口大に切った肉と水を入れ、チャックを閉めて振り、フライパンで深さわずか1センチの油で揚げるだけ。超簡単にできて後片付けもラクだから、普段料理をしない男性でも自分で作れる。カリッと薄衣でショウガが効いたから揚げは、ビールと相性抜群!

<長期保存>食材の買い出し頻度を減らしたいコロナ禍では、消費しながら備蓄する“ローリングストック”を実践している人も多いが、日常的に食べたい進化系ストック飯が相次いで発売された。

 尾西食品㈱が㈱壱番屋とコラボした「CoCo壱番屋監修 尾西のカレーライスセット」(オープン価格)は、常温5年の長期保存が可能。炊きたてのご飯を急速乾燥した“アルファ米”と、“ココイチ”監修の野菜カレーのセットだ。米にお湯か水を注いで出来上がったご飯にカレーをかけ、米の袋を食器代わりにして食べられる。アレルギー物質28品目は不使用で、備蓄しておけば非常時にココイチの慣れ親しんだ味を楽しめるのが魅力だが、皿に盛って平時でも食べたくなるおいしさ!

 東日本大震災の経験から10年越しに開発されたのが、テーブルストック㈱の「おいしさにこだわった保存食」シリーズ。独自製法により常温5年保存を実現したレトルト麺で、「ナポリタン」や「ほうとう」(各648円)など、全4品がある。通常、パスタやうどんの麺はソースやスープと同じパッケージに入れると伸びるが、ソースなどが麺をコーティングする世界初の技術で、麺のコシや食感を保持する。袋ごと湯煎しても自立するから、切り口から真っすぐにカットできる袋をそのまま器として使える。

<外食の味>まん延防止等重点措置が各地で適用され、巣ごもりの日々だが、たまには外食の味も食べたい。そんな時にピッタリなのは、精肉卸の㈱たまき家と、日本のフランス料理の第一人者である「シェ松尾」の元オーナー・松尾幸造シェフがコラボしたレトルト食品。「焼肉たまき家×松尾幸造 極上手造りメスウシビーフシチュー」(5400円=送料込み2パック)がそれで、クラウドファンディングによる販売を4月30日まで実施している。国内に約20%しか流通しない希少な和牛メスウシを取り扱う同社が、そのおいしさを知ってもらいたいと松尾シェフに製作を依頼し、同氏を含む4人の職人が8時間かけて手作りしたプロの味を家庭で堪能できる逸品だ。

 同じく、レストラン品質と評判なのが、ロイヤルホールディングス㈱が展開する冷凍ミール「ロイヤルデリ」。「ロイヤルホスト」などで育んできた世界の料理が揃っていて、セントラルキッチンで熟練シェフが作った本物の味を急速冷凍している。4月23日からは“世界の食卓”シリーズ第1弾として、イタリアのメニューを発売。ビーフステーキ「牛ハラミ肉のビステッカ」(1380円)を頬張れば、イタリアを旅しているかのような気分に!?

<ちょい足し野菜>インスタント食品は調理の負担を解消するのに欠かせないが、野菜不足になりがち。スーパーマーケットチェーンの西友では、プライベートブランド「みなさまのお墨付き」のレトルト食品などに野菜を加えて、手間抜きと栄養不安解消の両立を目指す「“ちょい足し”野菜プロジェクト」を始動。公式サイトでは第1弾として春が旬のトマトを使ったレシピが公開されており、「お肉がごろっと ミートボールパスタ」(213円)をアレンジした「トマト鯖パスタ」など、すべて10分以内で作れるレシピがズラリ。