【週刊Mリーグ】最速ならぬ最強マーメイド! MVP魚谷プロ平均打点1位の秘密

2020年04月25日 12時00分

この手(上)が満貫に(C)AbemaTV

【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たいMリーグ】KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。レギュラーシーズンで最もポイントを稼ぎ、MVPに輝いたのは魚谷プロでした。昨シーズンと大きく変わったのは、打点の追求です。それを象徴するようなシーンを2局続けて取り上げます。

 まずは南3局です。配牌はバラバラながら、一応ターツは足りており、ドラも1枚浮いています。国士無双に向かうにも7種7牌しかなく、トップ目とはいえ2着目の親番は流したいということもあり、とりあえず字牌を切って様子を見ようかな、12筒のターツを払おうかな、という人が多いかなと思います。魚谷プロが選んだのは4索で、国士、チャンタ、789の三色を見た一打ですね。すぐに8種になり国士に向かったのですが、ドラの4萬が重なって国士はやめました。

 8巡目に6萬を持ってきて7索、ツモ切りの6索を挟んで、9索とカン8索のターツを払いました。まだターツが足りない状態にもかかわらず、3枚切れの東とかを残して7索から先に切ったのは守備を考えつつ、アガるならば一番高い手でアガろうと萬子のホンイツに一気に寄せたのです。中を重ねてポン、黒沢プロのリーチをかいくぐって中ホンイツドラドラの満貫の手をロンアガリしました。

 迎えた親番は北アンコ、萬子多めのカン2萬、カン3索の一向聴(イーシャンテン)と好配牌です。ここでも魚谷プロの第1打は4索でした。赤5索もあるし変化もあるので、萬子のホンイツを狙うにしても、浮いている9筒を切って一向聴をキープする人がほとんどだと思います。それでも4索から切ったのは、チャンタを見ているからです。ただのリーチのみはいらない、ホンイツにならないならチャンタを狙おうという意思を感じます。結果的にホンイツになって黒沢プロから9600点をアガり、トップを盤石にしました。

 魚谷プロには「最速マーメイド」という異名がありますが、今シーズンは決して“最速”ではなくなりました。その代わりに高打点を目指すことが多くなり、面前・リーチや鳴いてもホンイツなどの高い手が増えました。昨シーズンの平均打点6110点に対し、今シーズンは29人中トップの8334点と数字にもハッキリと表れています。魚谷プロの変化を感じ取れた2局でした。

☆おかだ・さやか=1994年2月19日生まれ。東京都出身。モデルやグラビア、バラエティー番組などで活躍。漫画原作も手がける。日中ハーフで、6歳のころから麻雀に親しみ、2017年4月に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となった。「KADOKAWAサクラナイツ」から指名を受け、今シーズンからMリーグに参戦。青山学院大学出身。T170・B85・W58・H83。“役満ボディー”の異名を持つ。