大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の出場全選手インタビューが29日にオンラインで行われ、総合格闘技(MMA)デビュー戦に臨む三浦孝太(19)が柴又帝釈天に必勝を誓った。

 サッカー元日本代表FW三浦知良(54=横浜FC)の次男として注目を集める孝太はデビュー戦で元ホストのYUSHI(33)と対戦する。試合を2日後に控え「(陣日は)もうばっちりです。練習もやれることは全部やってきた。お互い打撃が得意な選手だと思うので、打ち合いになるんじゃないかと思います。機械になったつもりで、やってきたことを何も考えずに実行しようと思います」と気合十分。

 大会の盛り上がりを左右する第1試合を任されることになったが「自分たち以外のカードどれを見ても有名な選手やトップの選手ばかりで、そういう大会の一番手をまかせてもらえたのは嬉しいので、しっかり盛り上げたいです」と力をこめた。

 会見には首からお守りを下げて臨んだ。前日の28日に寅さんで有名な東京・葛飾区柴又の帝釈天題経寺を必勝祈願で訪れ、購入したという。孝太は「寅さんが大好きなんで。お寺の人に言ったら(同じお守りが)あったので、購入しました」とニッコリ。寅さん好きは父親譲りとのことで「(寅さんと)似てるところが多いって家族から言われるので。どこが似ているか? 女の子にフラれるところです」と茶目っ気を見せた。

 当日は両親も観戦に訪れる予定で「初めての試合ですし、こういう舞台でやらせてもらえるので見届けて欲しいなと思います」と話した。デビューを最高の形で飾れるか。